「一括投資と分散投資どっちがいい?」「一括投資して下がったらどうするの?」
私もそう思いましたが、一括投資することにしました。
やってみたら、意外と平気でした。
NISAの成長投資枠240万円だけでなく、投資信託で合計2,000万円を一気に投資しました。それでも怖くなかった理由と、実際に相場が大きく動いたときの体験を、共有します!
なぜ一括投資を選んだのか
投資を始めるにあたって、「毎月少しずつ積み立てる」か「まとめて一括で投資する」か、迷う方は多いと思います。
私が一括投資を選んだ理由は、複利の効果を最大化するには早く市場に入れた方がいいという理論を信じたからです。
私が投資を始めるきっかけにもなった本『Just Keep Buying』で学んだのは、お金は市場に置いている時間が長いほど有利だということ。毎月少しずつ分割して入れるより、まとまった資金があるなら早く入れた方が、長期的なリターンが高くなる傾向があります。
加えて、私には別の焦りがありました。
「始めるのが遅くなっていた」という不安です。
複利の効果は時間が長いほど大きくなります。1年・2年の遅れが、数十年後には大きな差になる——それを理解していたからこそ、「早く始めなければ」という気持ちが強くありました。
だから2,000万円を一括で入れたとき、怖さよりも「やっと始められた」という安心感の方が大きかったのです。
実際に2,000万円を一括投資したときの心境
投資信託のみで、NISAの成長投資枠240万円を含む2,000万円を一気に投資しました。
「さすがに怖いんじゃないか」と思われるかもしれません。でも実際は意外なほど冷静でいられました。
理由は3つあります。
① 『Just Keep Buying』の理論を信じていた
「長期で持ち続ければ、短期の下落は誤差になる」という考え方が、心の支えになっていました。本を読んで理論を理解していたことで、感情ではなく理屈で動けました。
② 投資信託(インデックスファンド)だけを選んでいた
個別株は企業が倒産するとゼロになるリスクがありますが、オルカン・S&P500のようなインデックスファンドは世界・米国全体に分散投資しています。世界経済全体がゼロになることは考えにくい——そう思えたことで、リスクを冷静に捉えられました。
③ 「下がってもいつか上がる」と思えた
長期投資の歴史を見れば、リーマンショック・コロナショックなど、大きな下落があっても市場は回復してきました。「下がることはあっても、長期では右肩上がり」という前提で考えると、一時的な下落への恐怖が和らぎます。
実際に相場が大きく動いたとき
一括投資後、実際に相場が大きく動く場面を経験しました。
アメリカとイランの緊張が高まったとき、保有資産がマイナスになりました。
地政学リスクによる急落。ニュースを見ながら「ついに来たか」という気持ちはありました。でも取った行動は「注視する」だけでした。
売ることは一切考えませんでした。
理由はシンプルで、「こういうことは起きる。でも長期では戻る」と信じていたからです。
そして翌月には資産はほぼ元の水準に戻りました。
この経験から学んだことは2つです。
① 相場の急落は必ず起きる。それを前提に投資する
地政学リスク・金融危機・景気後退——市場が大きく動く出来事は、長期投資をしていれば必ず経験します。それを「想定内のこと」として受け入れておくことが、パニック売りを防ぐ一番の対策です。
② 急落時に売らないことが、長期投資の最重要ルール
下落したときに売ってしまうと、その後の回復の恩恵を受けられません。『Just Keep Buying』のタイトル通り、買い続けること・持ち続けることが長期投資の基本です。
一括投資に向いている人・向いていない人
向いている人
- まとまった資金がある
- 長期投資の理論を理解している
- 短期的な下落に感情的にならずにいられる
- インデックスファンドなど分散投資商品を選んでいる
向いていない人
- 下落したときに精神的なダメージが大きい
- 投資に回せる資金が少ない
- 短期間で資金が必要になる可能性がある
向いていないと感じる方は、毎月の積立(ドルコスト平均法)から始めることをおすすめします。積立も長期で続ければ十分な効果があります。
まとめ
- 一括投資は理論上、分割投資より長期リターンが高い傾向がある
- 「早く市場に入れる」ことで複利の効果を最大化できる
- 下落は必ず起きる。それを前提に「売らない」と決めておく
- インデックスファンドへの分散投資が、一括投資の心理的ハードルを下げる
- 始めることへの安心感が、怖さを上回ることもある
「一括投資は怖い」という気持ちはよくわかります。でも私の経験では、理論を理解して・分散投資商品を選んで・長期で持つ覚悟があれば、思っているより平気でした。
まだ始めていない方へ——始めるのが遅くなるほど、複利の恩恵を受けられる時間が短くなります。完璧なタイミングを待つより、今始めることの方がずっと大切です。
参考にした本
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