「独身女性がマンションを買うの、まだ早くない?」
30代前半、不動産を買おうと思い立ったとき、周りからそう言われました。
でも私は買いました。そして今、あのとき買っておいて本当によかったと心から思っています。
この記事では、私が初めて東京で中古マンション(3,000万円台)を購入したときの話を、失敗も含めて体験したことを書きます。
特に最初に絶対知っておいてほしいこと——それが「エージェント選び」の話です。
なぜ買おうと思ったのか
きっかけはシンプルで、「毎月払っている家賃がもったいない」と感じたことでした。
賃貸に払い続けるお金で、自分の資産になるものを買えないか。調べれば調べるほど、賃貸より購入の方が長期的に見て合理的だという結論に至りました。
もちろん迷いはありました。
- ローンが払えなくなったらどうしよう
- 転勤になったら?
- 結婚したら?(結婚しづらくなったら?)
でも調べていくうちに、「売れる物件を買えばリスクはコントロールできる」とわかってきました。
この考え方は今でも私の不動産購入の軸になっています。
最初の失敗:合わないエージェントに時間を使いすぎた
正直に言います。最初に相談した2つのエージェントとの時間は、ほぼ無駄でした。
初めての不動産購入で右も左もわからない私は、ネットで見つけた不動産会社に問い合わせを入れました。
最初に会ったエージェントは、こちらの話をあまり聞かずに「この物件はどうですか」と畳み掛けてくる営業スタイル。予算や条件を伝えても、なぜかかけ離れた物件を紹介してくる。
並行して会ったエージェントは、押し付けてくることはないものの、対応が遅くて質問したことへの回答が曖昧なことも多く、金額の大きな買い物なのにこの人に任せて大丈夫なのだろうか?と不安に思わせてくるタイプ。1度、オンライン面談日に、連絡なしですっぽかされたことがありました。(この時点ですぐに変更すべきでした。)
「なんか違うな」と感じながらも、初めてだったので「こういうものかな」とそのまま続けてしまいました。
結果、半年を費やして、何も進まず。
その後、別のエージェントに変えた途端、話が一気に進みました。こちらの希望をしっかり聞いてくれて、条件に合った物件だけを紹介してくれる。質問した内容や依頼したことは即対応。不安がありませんでした。
「担当者を変えるのは、失礼かな?」と足踏みしてしまいましたが、人生のうちに何度もない大きな買い物です。違和感があれば迷わず変えるのが正解です。
合うエージェントの見分け方
この経験から学んだ、エージェントを選ぶときに見るべきポイントをまとめます。
✅ こちらの話をちゃんと聞いてくれるか
最初の面談で、予算・エリア・用途・将来の計画をしっかりヒアリングしてくれるかどうか。話を聞かずに物件を紹介してくる人は要注意です。
✅ 物件のデメリットも教えてくれるか・質問に答えてくれるか
「この物件、ここはデメリットです」と言えるエージェントは信頼できます。メリットしか言わない人は、売ることが目的になっている可能性があります。聞いた質問に対して誠実に答えてくれるかどうかも大事です。売るために、曖昧な回答をしてくる場合は、別の担当へ変えましょう。
✅ 依頼したことを即対応してくれるか
東京での不動産購入はスピードが命です。資産価値の高い物件は情報公開から1週間程で成約することも珍しくありません。スピーディーに動いてくれる人にお願いできるかが鍵を握っています。即対応してくれない、約束を守れないなど1度でもあれば、すぐに担当を変えてください。
物件探しのリアル
エージェントを変えてからは、スムーズに動き始めました。
エリアは城南エリア(品川・目黒・大田・世田谷周辺)に絞りました。都心へのアクセスがよく、資産価値が安定しているエリアです。利便性と資産性のバランスが取れていると判断しました。
中古マンションを選んだ理由は、新築より価格が抑えられ、実際の管理状態を確認できるから。新築は「未知数」な部分が多いですが、中古は実際に見て判断できます。
内覧した物件は約10軒。正直、最初のうちは「価格の相場感がわからない」状態でしたが、数をこなすうちに「適正価格のいい物件」と「そうでない物件」の違いがわかるようになってきました。
探す中で私が最も重視した条件は、「将来売れるか」という点です。
リセールバリューに直結するのは以下の条件だと思います。
- 駅徒歩10分以内(都内通勤の利便性)
- 管理状態が良好(長期的に物件の価値が下がらないために重要)
- 築年数より耐震性(1981年以降の新耐震基準であること)
「将来売れるか」という視点は、最初から持っておくことを強くおすすめします。
住むためだけでなく、資産として持つ意識があると、物件選びの基準がぐっと明確になります。
最終的な決め手は「悪いところが少なかった」こと
購入を決めた物件の決め手は、
「ここが最高!」ではなく、
「悪いところが他の物件より少なかった」——それが正直なところです。
10軒以上内見してわかったのですが、完璧な物件は存在しません。これは、周りでマンションを購入した人全員が口を揃えて言いますが、本当にそうです。
日当たり・間取り・管理状態・価格・立地、すべてが満点の物件はありません。だから「どの妥協点なら許容できるか」を自分の中で決めることが、物件選びの本質だと気づきました。
この考え方に切り替えてから、最終的に決断することができたように思います。
住宅ローン審査のリアル
独身女性として住宅ローンを組む際、正直少し不安でした。
でも結論、会社員として安定した収入があれば審査は通ります。
ただし、いくつか事前に準備しておくべきことがありました。
- クレジットカードの支払い遅延がないか確認する
- 他のローン(車・奨学金など)残高を把握しておく
複数の金融機関を比較することも大切です。金利は0.1%違うだけで、総返済額が数十万円単位で変わります。住宅ローン一括比較サービスを使うと、手間なく複数行を比べられるのでおすすめです。
事前に複数の銀行に審査を出し、一番条件の良いところで契約しました。
ちなみに私は、1回目の購入と2回目の購入で別の銀行を選択しています。時期や、状況によって条件が変わってきますので、その時自分にあった銀行を探すのが重要です。
購入してわかったこと
実際に購入してみて、一番よかったのは「家賃を払うストレスがなくなったこと」でした。毎月の支払いが自分の資産に変わっていく感覚は、賃貸のときとは全然違います。
また、賃貸のときには1Rでしたが、購入したのは1LDK。中古マンションではありながらリノベーション物件を購入したため、生活の質が大きく上がりました。賃貸のときよりも防音性に優れるマンションで、内装は新築のように綺麗な部屋での新生活に心が躍りました。毎月の支払額は変わらないのに、生活の質はグッと上がりました。
ちょうどコロナ禍に入り、家で仕事することも増えたので、このタイミングで生活環境を変えられたことは本当に良かったなと思っています。
一方でかかった費用として想定しておくべきは、購入時の諸費用です。物件価格の5〜8%程度が初期費用としてかかるので、頭金とは別に準備が必要です。
この記事のまとめ
初めて不動産を買う人に、最も伝えたいことをまとめます。
- エージェント選びは最重要。合わないと感じたら迷わず変える
- 売れる物件を買う視点を最初から持つ
- 住宅ローンは複数行を必ず比較する
- 諸費用(物件価格の5〜8%)を頭金とは別に用意する
- 「まだ早い」は思い込み。行動した人が資産を作れる
このブログでは、東京での不動産売買・投資・キャリアについて、会社員女性の目線でリアルな体験を発信しています。 プロフィールはこちら


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